インストーラーはInno Setupがおすすめ
自作プログラムを配布するときに、インストーラーをどうするかが長年の悩みでした。
これまでは「簡単インストーラー」を使っていました。しかし、ファイルの指定が相対パスでできないという点がどうにも我慢がならない。 (この記事を書くにあたって最新情報を確認したが、要望リストに挙がっているものの対応時期は未定のようです。)
何か良い方法はないかといろいろ調べた結果、Inno Setupが最良という結果になりました。
評価
手放しではおすすめできないですが、一度環境を構築したらあとは快適です。 メリットは
- 無料
- ファイル指定に相対パスが使える
- 自由度が高い
- 難しくない
サンデープログラマーがWin32アプリケーションを配布する程度木でしたら十分な機能です。 画面は以下のような感じ
いくつか欠点がありますが対処は可能です。
- 独自のスクリプトで表現する必要がある。→Inno Script Studioで解決
- 言語が英語→パッチを入れることで対応
初期環境の構築方法
Inno Setupをダウンロード&インストール
Inno Script Studioをダウンロード&インストール
(Inno Setupのスクリプトを簡単に作ることができるツールです。)
https://www.kymoto.org/products/inno-script-studio/downloads
Inno Script Studioの日本語パッチをインストール
以下のページを参考にしてください。 具体的にはInnoScriptStudio5.5.4.Japanese.zipをダウンロードして、アプリケーションのインストール先のLanguagesフォルダにコピーすればOKです。
利用方法
Inno Script Studioを起動していろいろ設定します。 いろいろと先人の方々が公開しているのでそれを参考に作ってみましょう。 そんなにむつかしくないです。 例えば以下のサイトが参考になります。 http://m-and-i.cocolog-nifty.com/freetalk/2017/09/inno-script-stu.html