言語化し構造化する

日々成し遂げたこと、考えたことの整理

革にオリジナルの刻印をする。

グッズをいろいろ作る中で、オリジナルの刻印を入れたくなったのでできるようにしました。

レーザー刻印機でもいいんですか、平面的なので少し高級感に欠けます。 凹凸がある方が格好いいです。

概要

湿らせたヌメ革に型を押し当てれば、刻印ができます。

ポイントは2点です。これができれば幸せになれます。

  • オリジナルの型を準備すること
  • 革に型を適切な圧力で均等に押し付けること

ということでやってみる。

1.オリジナルの型の準備

簡単にやる方法としては、

  1. 好きなスタンプを準備する。
  2. それをおゆまるで型取りする。
  3. レジンを流し込み、硬化させる。

の3ステップです。それぞれ、100均で購入することができます。また、レジンは太陽光に数時間当てておけば固まるので、硬化ランプはあえて買う必要はありません。(有ったほうが作業は早いですが。)

もしオリジナル絵柄を作りたい場合は自らスタンプを作る必要あリます。

  • 消しゴムはんこ(線を彫り込むようにすれば、比較的短時間でできると思います。深さを一定にする必要がありますが)

  • スタンプ作成キットを使う(個人的にはEZスタンプ匠がおすすめ)

  • 3Dプリンタで型を作る

消しゴムはんこ

作り方は各自調べてください。 できた消しゴムハンコをおゆまるで型を取り、それをレジンで固めるといいかと思います。

Ezスタンプ匠

EZスタンプ匠はPCから出力できて正確だし、それなりに細かい模様も再現できます。

例えば、こんな感じ。スタンプにして、型取りして、レジンで固めると型が出来上がります。

f:id:evaco:20200613122012j:plain
EZ匠で作ったスタンプ

f:id:evaco:20200613122033j:plain
スタンプを型どりしてレジンで固めたもの

3Dプリンタ

少しコツは必要ですが、一番楽なのがこの手順 簡単な手順をメモしておくと以下の通り。 1. 白黒の線画を用意する 1. 3D Builder(windows10に標準添付。なければWindows Storeからダウンロード)で画像をインポート 1. 背景を付け、所望のサイズにする。 1. Stlでエクスポートして保存、それを使って3Dプリント

f:id:evaco:20200613122820j:plain
型の例(クラフトホリック)

注意点もメモしておきます。

  • 線画は一定の太さにしておいたほうがいい
  • 太さは1mmくらいはあったほうが良い。(0.4mmのノズルで最低2回、できたら3回分)
  • あまり線の数が多くならないようにする。
  • 凹凸は2mmくらいでOK

STLからGコードに変換するときに、元の線が崩れる可能性があるので、そこはうまく パラメータを調整するか、変換エンジンを変えるか、元の絵を変えるかして癖をつかむ必要があります。

2.革に型を適切な圧力で均等に押し付ける環境を整える

これは少しお金がかかりります。バイス(万力)を買ってください。 (2000円=)

中でも、木工バイスは挟む面が広いので、大きな型を刻印するときにも使い勝手が良いです。

私は以下のものを買いました。

ユニック 木工バイス W-60

ユニック 木工バイス W-60

  • メディア: Tools & Hardware

これを縦にして、上下で挟み込めるようにします。 木材をカットすれば簡単にできます。 (材料費は500円程度でした。)

f:id:evaco:20200613121552j:plain
こんな感じになります。

ごく小さなものであれば100均のクランプで挟めばOKですが、せいぜい20mm角程度までです。 なので、小物の隅にたまに押したいということであれば使えるかと思います。

3.実践

ここまでくればあとは簡単。

  1. ヌメ革を濡らし
  2. 型を乗せてずれないように固定
  3. 木工バイスではさみこむ
  4. 取り出した後、乾かします (日陰で放置。アイロンやドライヤーは厳禁)

f:id:evaco:20200613121756j:plain
できあがり

タグを作って縫い付けたり、作品に直接刻印したりと、いろいろ使うシーンがありそうです。

最近、自分自身のロゴマークを作ったので、オリジナルブランド的な感じで身の回りの小物を固めつつあります。