カカオ豆を食べてみる
はじめに
カカオ豆を焙煎して食べたら美味しかった。 元々ハイカカオのチョコレートが好きだったのですが、こちらのほうが手っ取り早くていいですね。
最近はBean to Barという言葉が流行っているようです。 産地・製法にこだわったカカオ豆を仕入れ、自社で豆からチョコレートまでを一貫して製造する取り組みだとかなんとか。
品質の標準化はコーヒー業界よりもまだ未成熟の業界のようです。これから少しづつ整備されていくのでしょうか。
そんなことはさておき、おいしいカカオ豆を家庭で食べるための一連の作業をまとめておきます。
豆の購入
インターネットで販売しているサイトがいくつかありました。50グラム程度から販売しています。 わざわざ生豆で販売しているサイトなので、どこも品質はある程度しっかりしていそうです。 価格は税込み。Amazonに出品している事業者多数で、大抵は自社サイトも持っているようです。
LJA JAPAN:ベトナム, 1kg 2160円+送料 www.amazon.co.jp
藤野良品店:タンザニア, 800g 3132円(送料込) www.amazon.co.jp
AFRICAN TABLE:ショコラマダガスカル, 200g 972円+送料 www.african-sq.co.jp
DARI.K: ベトナム, 500g 1930円(送料込) www.amazon.co.jp
DARI.K:カカオ豆から手作りチョコレート・キット, 2200円+送料 dari-k.shop-pro.jp
私は今回、お試しで200グラム購入しました。(後に5kg購入して今に至ります。)
加工~実食
購入した生豆がこちら。焙煎前からカカオの香りがします。(発酵臭) コーヒーとは違います。
右はコーヒーの生豆です。色も大きさも全く違います。 この豆を加工していきます。一般家庭にある機材でできます。
1. 洗浄
生豆を洗います。ぬるま湯につけて豆同士をこすり合わせる感じで。 水がすぐに濁ります。何度か水を変えて、濁りが少なくなるまで洗います。
洗浄後、キッチンペーパなどで水分をふき取ります。
2. 焙煎
熱を加えます。私はコンベクションオーブンで130℃で30分焙煎しました。 他だと、以下のような方法で焙煎できます。
- フライパンで加熱(熱しすぎに注意)
- オーブントースター(こちらも)
- オーブン
フライパンやオーブントースターは温度調整が難しいので、一部焦げてしまうかもしれません。 できれば、コンベクションオーブンかオーブンが良いと思います。
焙煎中は煙は出ません。カカオの香ばしい香りがほのかにします。
焙煎後の豆がこちら。あまり見た目は変わっていないです。
3. 皮むき
カカオ豆は皮でおおわれています。少し硬めです。 そのままでは食べられませんのでむきましょう。 油断すると豆が砕けてしまうので、注意してください。
皮はお茶にすることができます。別の容器に入れておきましょう。 皮がむかれたカカオ豆は、つやつやしています。
4. 実食
そのまま食べるだけです。カカオの香りが口いっぱいに広がります。 酸味と苦みがいい感じです。 苦みが苦手な方は、ちびりちびりと食べるのがおすすめです。
おまけ:お茶にもできる
皮を集めてお湯を注ぐだけ。カカオの香りのするお茶が出来上がります。 不思議な味がします。
その他
- 本来は、焙煎後に粉砕・コンチング→溶かす→成形の作業を経てチョコレートができるが結構大変
- 適当に豆を粉砕して、チョコもどきを作ったがざらざら感が残る。これをなくすのは大変な労力がかかる。
- 粉砕のために、よめっこさんを買った。今度試します。