言語化し構造化する

日々成し遂げたこと、考えたことの整理

Supernoteのペンはuniのスタイルフィット 単色ホルダーに装着できる

先週からSupernote A6Xを使っています。
これは良いですね。多少独特な操作体系ではありますが、書き心地が良い。 細く堅いペン先と、柔らかいディスプレイの組み合わせで実現されています。

しかしデフォルトのペンは重い。そして構造に欠陥があるようで、ペンのキャップがひび割れてくる。
良いものなのに非常にもったいないです。

Supernoteの標準ペン

Supernoteのサイトを見ると、ペンの替え芯(リフィル)が販売されています。 「もしや」と付属のペンを見てみると、案の定分解することができました。

Supernoteのペンの中身

スタイルフィットの替え芯と比較すると、ほとんど同じサイズです。

uni スタイルフィット替え芯(XSR-89)との比較

スタイルフィットの単色ホルダーであれば、無加工で装着可能。ノックのバネもペンの後ろにあるため、スタイラスペンの動作を妨げません。
(よくあるノック式ペンの構造だと、ペン先付近に金属バネがあるので電磁誘導ペンが正常に動作しない)

スタイルフィット 単色ホルダー ブラック(税抜き50円)

少し細いところが難ですが、ノック式で軽い電磁誘導ペンが出来ました。
Wacom feelテクノロジー対応なので、BooxやクアデルノGen.2などにも利用できますよ。

シリコンゴムはバーナーであぶるとテープにつくようになる

くっつかない事が利点もあり欠点でもあるシリコンゴム 解決する方法をネットで読んだので試してみました。

方法は簡単。シリコンゴムをバーナーで炙るだけ。たまたま家にあったので、すぐに試すことが出来ました。

炙ってすぐに両面テープを貼ると、しっかりと接着されています。
大きめのポンチでくりぬいて、滑り止め用のゴムシートにすることにします。

滑り止めゴム

reMarkableが去って、Supernoteがやってきた

reMarkableを絶賛して、1月からほぼ毎日使っていました。

主に仕事のメモですが、たまにイラストも描いていました。

良いところもいっぱいあるのですが、いくつか気になることがありました。

そんな中、ひょんなことから手にしたSupernoteが思った以上に良かったため、reMarkableは売却することとなりました。

以下、私の使い方で気になったところ。

※有料プランに加入していれば、改善される点も多々あります。

バッテリーの持ちが悪い

スリープ時の電力消費が激しく、1時間に1%程度減ってしまう。

対策のためにスリープの1時間後にシャットダウンをする運用にしたものの、起動までに時間がかかりスムーズさに欠ける。

(起動時間は約20秒。Booxなどと比べると早いです)

ファイル取り出し、クラウド連携の機能が弱い

PDFを取り出すのも一苦労。基本、自社クラウドへ同期し、そこからファイルをダウンロードすることが前提

しかし、このクラウドの同期がなかなかうまくいかない。同期終了と表示されても同期されていないこともしばしば。

reMarkableとPCを直接USB接続することも出来るが、あくまでおまけ機能であるため使い勝手はあまり良くない。

ということで、これからSupernoteを使ってみることにします。 A6とA6Xの2台手に入れたのですが、いずれどちらか1台に絞ろうと思います。

reMarkable1とSupernote(A6とA6X)

QUADERNO A4 (Gen.2) FMVDP41は私にはイマイチ合わない

クアデルノの最新版を入手しました。

現在、BOOX Note2、reMarkableの2台体制だったのですが、ここにクアデルノ(Gen.2)が加わりました。 クアデルノは軽い。A4サイズでもBoox Note2よりも軽いです。

クアデルノとBOOXとreMarkable

ただ、思ったものと少し違いました。reMarkableから乗り換えようと思ったのですが、難しそうです。

気になるところをつらつらとあげると、

  • 本体がペコペコする。Gen.1よりも剛性が弱くなっている。
  • バッテリー持ちが悪い。
  • メモ画面のインターフェースが使いづらい。
  • 描画時の線のちらつき、ラグが気になる。
  • 描画後の確定時のラグが気になる。
  • PDFを拡大したままページ送りができない。

前モデルのクアデルノを使っているときには、ジッター(斜め線がガタガタになる)が気になっていましたが、新モデルでは解消されました。

しかし、使い勝手はreMarkableと比べると劣るなという印象です。 特段、A4でなければいけない理由もないので今回は早々に手放すことにします。

ペンはBOOXと一緒ですね。色違いなだけ。上がクアデルノです。

Booxとクアデルノ(Gen.2)の比較

reMarkable1の画面をPCに表示する

Pipes and Paperというツールを使えば、reMarkable1で描いた内容をリアルタイムでPCに表示することができます。 ただし、ペンの座標情報が連携されるだけのようです。

つまり、画面そのものが表示されるのではなく、ツールを起動してから記載した内容がPC画面に表示されることになります。 オンラインのミーティングで、その場で描いて説明する場合には活用できそうです。 (あらかじめ記載しておいたものは見せることはできない。)

本来、Connect(有料プラン)に加入していればScreen Shareという機能が使えるのですが、私は加入していないので使えません。何かいい方法がないかと探した結果のメモです。 WIndows10で動作確認済みです。

準備

1. Python3のインストール

以下からダウンロードしてインストールしてください。 www.python.org

2.websocketsのインストール

コマンドラインにて、以下を実行

pip3 install websockets

3. Pipes and Paperのダウンロード

以下からパッケージを丸ごと、zipでダウンロードしてください。 Joe Wass / Pipes and Paper · GitLab

以下のページからパッケージを丸ごと、zipでダウンロードしてください。

ダウンロードしたものを解凍して、適当な場所に置きます。

4. server.pyの修正

テキストエディタで開いて、以下の様に修正します。 SSH 接続先 でSSH接続できるようにconfig設定すれば修正は不要です。 今回は、方法がよくわからなかったので簡単に対応できる方法にしました。

これにて、準備は完了

利用方法

  • PCにreMarkableを接続

  • reMarkableのメニュー→Strage→USB Web Interfaceをオンにする

  • server.pyをダブルクリックで実行→Pythonが起動する。

  • Pythonの画面でパスワードを入力する (reMarkableの設定->Help→About->Copyrights and licensesから確認することができます。ページ下部に記載があります。)

  • http://localhost:6789/Chromeで起動

  • もう一度、Pythonの画面でパスワードを入力する

  • Chromeに戻ってレッツお絵描き

reMarkable1を快適に使うためのメモ

ずっと前から欲しかったreMarkableをついに購入しました。そのままの設定だといろいろ不便なところもあったのですが、少しいじると快適に使えるようになりました。

基本、情報は英語サイトだけなので忘備録として記録します。
Windows10での作業の前提で記載していますが、他の環境でも類似のソフトを使えば可能です。
(2021年12月31日時点の最新ファームウェアVersion2.11.0.442)

 

 

reMakarbleは良いですね。メイン端末にすることに決めました。
評価をすると、以下の様な感じです。

f:id:evaco:20220107122559p:plain

改善できる主なポイント

  • 日本語が使えない:ファイル名、PDFのしおり、EPUBのコンテンツ表示
  • スリープ時の電池持ちが悪い:Wifiオフでも1時間に1%くらい減ってしまう
  • 消しゴムボタンが使えない:いちいちメニューから選択しないといけない。
    (reMarkable2では対応可能。ただし、高い方のペンを買う必要がある。)

 

 

快適に使うための設定の方法

事前準備

0. Booxペンの購入

それ以外にも、SペンなどのWacom feelテクノロジー対応ペンであれば使えます。
2ボタン(サイドボタン+消しゴムボタン)あるものがおススメです。

 

1. ソフトウェアのダウンロードとインストール

WinSCPhttps://ja.osdn.net/projects/winscp/

PuTTYhttps://www.ranvis.com/putty

 
2. reMarkableのファームウェアの最新化

reMarkableの設定->General->Softwareから実施できます。
終了後、Automatic updatesをoffにしておいてください。

 
3.reMarkableの接続パスワードの確認

reMarkableの設定->Help→About->Copyrights and licensesから確認することができます。ページ下部に記載があります。

To do so, this device acts as an USB ethernet device, and you can connect using the SSH protocol using the username 'root' and the password 'XXXXXXXXXX'.

4.reMarkableのUSB接続の設定

reMarkableをPCにUSB接続した状態にした後に以下から設定できます。

reMarkableの設定->Storage->USB web interface

 

設定の実施

1. 日本語フォントのインストール
  • 日本語フォントをダウンロードする。例えば以下のtakaoフォントが使えます。
    https://launchpad.net/takao-fonts
  • 上記のファイルから1つのファイルのみ取り出す。例えばTakaoGothic.ttf
    (インストール先の容量の関係で、複数のフォントをインストールすると、後のパッチのインストールでエラーが出てしまいます。)
  • WinSCPでreMarkableに接続する。
    (接続先10.11.99.1, User: root, Pass: 取得したもの)

    f:id:evaco:20220107111025p:plain

  •  接続先の /usr/share/fonts に移動し、フォルダを作成する。その中にフォントファイルを保存する。(今回は「jpfont」を作成)
    f:id:evaco:20220107111854p:plain
  • reMarkableを再起動する。ファイル名やePubファイルなどが日本語表示されていれば成功です。

 

2. 電源オフ時間の変更(参考:tips:suspendtime [reMarkableWiki])
  • WinSCPでreMarkableに接続する。
  • 以下のファイルを開く
    /home/root/.config/remarkable/xochitl.conf
  • SuspendPowerOffDelayの数値を10に設定する。
  •  reMarkableを再起動する。
    電源ボタンを押す->スリープモードになる->10秒ほど経つと電源オフになる
    という動作がされれば成功です。

初期値は43200000=12時間。0=電源オフなし。それ以外の数値にはいずれも上記の動作となるため、電源オフまでの時間を自由に設定することはできないようです。

 

20220515追記:
uspendPowerOffDelayは10800000(3時間)が基準値の様です。
3時間より少ない数字であれば、スリープ後すぐに電源オフになる。
3時間より多い数字であれば、3時間を引いた時間が経過した後に電源オフになる。
例えば、12600000(3.5時間)で設定した場合、スリープから30分経過した後に電源オフになります。

 

3. 改造パッチの適用1(DDVK)

GitHub - ddvk/remarkable-hacks: additional functionality via binary patching

  • PuTTYでreMarkableに接続する。
  • 以下のコマンドを入力する。※reMarkableをwifiに接続すること
    sh -c "$(wget https://raw.githubusercontent.com/ddvk/remarkable-hacks/master/patch.sh -O-)" 
    
     
  • インストールが完了したらYキーを押します。
    中止する場合は、CTRL-Cを押すと取り消すことができます。
  • TimeZoneの設定を行うため、以下のコマンドを入力します。
    これで、時刻が正常に表示されます。timedatectl set-timezone "Asia/Tokyo"
  • reMarkableを再起動する。メモ画面でZen Mode、Reading Modeを使うことができるようになっていれば成功です。
    (Zen Mode: メモに集中。Reading Mode: 読書に集中)

尚、アンインストールする際には以下のコマンドで行うことができます。
ファームウェアをバージョンアップする際などに必要になります。

sh -c "$(wget https://raw.githubusercontent.com/ddvk/remarkable-hacks/master/patch.sh -O-)" _ purge

 

 

 

 

 

4. 改造パッチの適用2(QT plugin for lamy pen)

GitHub - ddvk/remarkable-stylus: hack to get the button of a lamy pen working

  • PuTTYでreMarkableに接続する。
  • 以下のコマンドを入力する。※reMarkableをwifiに接続すること
    sh -c "$(wget https://raw.githubusercontent.com/ddvk/remarkable-stylus/master/patch.sh -O-)" 
    
  •  reMarkableを再起動する。
    メモをしている際に、消しゴムやサイドボタンが動作すれば成功です。

尚、アンインストールする際には以下のコマンドで行うことができます。
ファームウェアをバージョンアップする際などに必要になります。

sh -c "$(wget https://raw.githubusercontent.com/ddvk/remarkable-stylus/master/remove.sh -O-)"